風邪の原因
風邪を惹き起こす原因には、ウイルス・マイコプラズマ・クラミジア・細菌等の病原微生物の感染や寒さ・アレルギーなどの色々あげられます。ウイルスには、インフルエンザウイルス・アデノウイルス・ライノウイルス等、現在までに9種類が発見されています。 これ等のウイルスは、人の呼吸器から侵入し鼻や喉・気管支の粘膜に付着します。
この時、身体に抵抗力が十分にある場合は、生体の防衛機構(免疫)によって排除されるのですが、過労や睡眠不足等が重なり、その力が低下してくるとウイルスは細胞内に侵入し増殖を起し、ついには細胞を破壊します。この為に鼻や喉・気管支の組織に炎症が起こり、喉や鼻水といった風邪の症状が出てきます。
又、インフルエンザウイルスによって起こる頭重や全身倦怠感等の全身症状は、その構成成分や病的産物が血液中に入り、全身をめぐるために起こると考えられます。
そして、これら風邪を引き起こすウイルスは、次のような経路をたどって風邪の人から他の人へと感染してゆきます。
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